どうもこんにちは、気づけば立派なダ・カーポ警察になっていたHImagineです。
今回はTwitterアンケートで要望の強かった宝チョイスのダ・カーポのデッキ紹介記事となります。
現環境において最有力と言っても過言ではないデッキタイプであり、ある程度テンプレも固まっているため需要は少ないと考えていたのですが、勝っている割にはネット上に構築記事が乏しいというのもあって今回執筆に至りました。
現在は緊急事態宣言により大都市圏では店舗予選も中止されていますし、あまりダ・カーポを使う人が周りにいない……という方はこの記事を参考にしていただければ幸いです。
自分の構築がベストというほど自惚れてはいませんが、テンプレとはやや外れた部分についての解説もしていきたいと思いますので、どうぞ最後までお付き合いください。
◆デッキレシピ
タイトル通り宝とチョイスの連動を採用したデッキです。
この構築の利点は主に3つで、ゲームプランが非常に明確な点、ダメージレースで優位を取りやすい点、そして「取引成立真」互換である「一緒に過ごす時間遥月」を採用可能な点が挙げられます。
質の高いレベル1の連動で手を整えながら、対面の思い出に飛ぶ効果やアンコールを封じて動きを阻害できるという対応力の高さがウリのデッキです。
レベル3までダメージを押し込んでしまえば「賑やかな朝ひまり」を雑に多面するだけで大抵の試合は勝てるので、目指すべきゴールが分かりやすいというのも魅力ですね。
それでは採用カードの解説に移りましょう。
というかデッキタイトルで世代がバレそうでヒヤヒヤします。
◆採用カード紹介
レベル0 18枚
最強の霞互換の一角。
前回のダ・カーポの記事でも紹介しましたが、今回はストックを積むというよりも積極的にアタック回数を増やすことで序盤からダメージを稼いでいくのが目的で採用しています。
また、このデッキではレベル3で黄色を発生させる必要があるためクロックに置きやすいよう最大枚数の採用です。
ダ・カーポにおける最強カード。
パーツ集めと山削りという2つの役割を持っており、序盤から積極的に投げたいため4枚採用……していたのですが、このデッキでは青発生をせず、中盤以降で使うには厳しい場面が多いため後述の「きまじめな風紀委員未羽」に枠を譲り3枚に留めています。
詳しくは未羽の項にて解説します。
3ルックとpigの思い出送り。
3ルックはキャラしか切れないためやや使い方が難しく、基本的に下のテキストでバウンスを思い出に送るための運用をします。
中盤で空いた面に適当に投げるか、最終盤で圧殺して強引に思い出送りを使用することが多いです。
対面によっては必ずバウンスを思い出に飛ばす必要があり、強引に3ルックで山を掘る役割もあるためいざという時にないと困ることから2枚の採用としています。
忍者集中。
色が連動と噛み合う他、登場時パンプが霞互換と相性が良いため山集中より優先して採用しています。
山集中と枠を分け合っているため2枚。
「取引成立真」互換。
このカードを後列に常駐できるダ・カーポのデッキは実は少なく、この構築を用いる利点と言うべきカードです。
というのもダ・カーポにおいては集中以外の後列にデッキの回転を依存することがかなり多く、以前紹介した「いたずらな風ちよ子」や手札とクロックを交換できる「一生一緒でいようね美琴」など後列で手札を良質化するカードの使用頻度が高いことから、このカードを採用できる余地があるデッキに乏しいためです。
この効果はクロック送りであるため相手のダメージを見ながら殴り順を考える必要がありますが、思い出に飛ぶカードやpigの阻害の他、赤色の相殺である「家族になろう乃絵里」や「夕陽の中の告白未羽」といったカードが特殊相殺に化けるといった使い方によって縦横無尽の働きをします。
特に電源対面に対して後者の使い方が非常に効果的で、手札アンコール等による面の維持を許さないため面取りに対する回答となり得る存在です。
1枚着地すれば十分な点から枠の削減のために2枚の採用となっていますが、盤面に置いておきたいカードかつ色要因になるのでこのカードの居場所はしっかりと把握しておく必要があります。
トップチェックによるバウンスがついたフィレス。
基本的には単にフィレスとして扱いますが、置き特殊相殺をバウンスして面を空けることで連動を通したり、最終盤にトップチェックでドラが乗るか確認して殴り順を調整するといった動きができるため器用に立ち回れるようになります。
また以前あった使い方として、転スラ対面でこのカードを毎ターン出すことで「ポーション生成!リムル」をバウンスし続けてストック生成を妨害し続けるといった小ネタもありました。
基本的に山からサーチする手段は連動で間に合っているのでピン投ですが、特殊相殺が環境に増える場合は増やしてもいいでしょう。
レベル置場に躊躇なく置ける赤色が欲しかったが故に採用した1枚です。
そもそもこのデッキの赤発生は基本的に「家族になろう乃絵里」に一任されていますが、あちらは相殺に1500パンプという非常に強力な効果を持っており、特にミラーにおいてプレイ頻度が高いことから「相殺をレベル置場に置きたくない」という気持ちから採用に至りました。
また思い出に飛ぶカードであり「夕陽の中の告白未羽」の記憶条件を満たせる、このデッキに不足している控え回収の要素を持っているということで、実際のプレイ頻度こそ少ないもののこのデッキの潤滑油として機能しています。
できれば5枚目の「淡い気持ち詩名」という扱いで採用したかったのですが、どうしても枠が足らず詩名の枠を1枚こちらに譲る形になっています。
特に言うことも無い収録中です。
手に来たCXは捨てるより打ちたいので使用頻度が低いことから1枚のみ採用。
山集中。
中央パンプが地味にいい味を出すことが多いため、忍者集中と散らして1枚のみ採用しています。
CX交換。
最大でパワー3500になるため腐っても初動のアタッカーになるのが良いですね。
基本的には最終盤にしか使わないのでピン投です。
レベル1 13枚
ヴァイスシュヴァルツの宝連動において「揺れ動く心恵」に次ぐスペックを持つと思われるレベル1の連動です。
このカードが強いのでこのデッキが成り立っているという程度には強く、相手を踏まなくてもいい島風互換がいかに強力かは使えば分かります。
このカードについては言葉を並べる必要もありません、当然4投。
上記の連動をさらに強くしている要因。
1500パンプによって連動の踏める範囲を広げながら、自身は「一緒に過ごす時間遥月」を絡めつつ面を破壊するという非常に噛み合った1枚です。
特にミラーにおいては、宝連動+このカードの1500パンプ+「一緒に過ごす時間遥月」のエリア500+CXで8500となり、対面の宝連動+エリア500の6000ラインを2000拳までケアして上から踏めるようになるためプレイタイミングが非常に重要となります。
総じてこのデッキと相性の良い1枚で、プレイ頻度が多い上に色発生としてレベル置場に置くことも多いためフル投入しています。
余談ですが、このカードが最も噛み合っている連動は旧弾の扉連動である「世話焼き系妹キャラ乃絵里」だと思うので誰か組んで欲しいです。
比例応援。
ですがメインの効果は真ん中の思い出送りで、役割としては3枚目の「一日だけのウエディング有里咲」と3枚目の「一緒に過ごす時間遥月」を兼任している感じです。
そこまで積極的に着地するわけではなく、不要であればチョイスで埋めてしまうので1枚のみ。
レベル1の大正浪漫。
このデッキにおける助太刀の枠はチョイスで拾うことを考えると大正浪漫かストブ拳の2択となりますが、1コストかかることを加味しても後半で防御札として最低限仕事ができるので自分はこちらを選択しています。
これは完全に経験論の話ですが、自分は不透明ストックを作る度にデッキトップのCXをストックに吸ってしまう事故が多く、特に連動が山札からのサーチである=山を強くする性質を持つため、こうした不慮の事故の可能性が上がると考えて大正浪漫にしました。
2枚採用しないとアタックでトリガーするなど安定して手札に加えられないので2枚欲しいのですが、枠がないため1枚しか入れられていません。
1枠でレベル2ガッツンダーと足立を兼ねるスーパーカード。
これと「一緒に過ごす時間遥月」の合わせ技によって電源にも抗えるようになっていますが、上のテキストは記憶条件がある他、素のパワーが低いのもあってあまり信頼度が高くないので基本的には足立として使用するのが良いでしょう。
1枚で2つの役割を兼ねられるカードは枠の削減になるのが強みなので1枚のみの採用です。
こちらも不要なタイミングではチョイスに埋める候補になります。
パンプがなくなった代わりに手札に戻る可能性がある「死に戻り」。
と書くとすごく強そうに聞こえますが、実際かなり強いカードです。
序盤に引けた時点で確定でキープする札の1枚であり、レベル1の初動で打てば余程のことがない限り確実に連動キャラを拾えるため非常に重宝します。
手札に戻ってくる性質上、基本的に1枚引ければ十分なため採用枚数は2枚としています。
ちなみに1枚のみの採用でも試してみたのですが、ピン刺しでは引けるかどうか自体が運による部分が大きくなってしまうことがほとんどだったため、ゲームに絡ませることを意識するなら最低2枚以上の採用が必要だと思います(ダブっても色要因になるため3枚までの採用は視野に入る)。
レベル2 1枚
レベル2はこれのみ。
いわゆる主人公拳であり、主にミラーやソウル減対面を意識して採用しているカードです。
最近は連動が強力な代わり、盤面5体条件を持つものが増えているため採用し得と言えます。
流石に複数枚積む枠はないためピン刺し。
レベル3 10枚
ヴァイスシュヴァルツ最強の詰め連動に名乗りを上げた期待の新鋭。
詰め能力の凶悪性については語るだけ野暮なので「連動を通す方法」について書きますが、基本的に「ふたりだけの特別な時間有里咲」のバウンスを絡めて2面連動を狙うことがほとんどです。
というのもテキストの性質上、このカードから殴り始めるのでホラー等の防御札や先述の思い出拳などをケアしなければ連動を通すことができず、さらに「キャンセルされること」を条件とする連動であるためダイレクト面を作りソウルを盛った方が都合がいいという性質があるからです。
ちなみにホラーやソウル減イベントを有するタイトルに対してはひまりフロント→ひまりダイレクト→有里咲フロントという順、思い出拳を持つタイトルに対してはひまりダイレクト→ひまりフロント→有里咲フロントで殴るのが良いでしょう。
また詰めテキストと噛み合いが一見良くないヒールテキストについても、準備が整うまで一旦ステイする動きをとる事ができるためそもそも別個のものとして考えた方が良いと思います。
多面することに意義がある連動なので当然ですが4枚採用。
最強の早出しヒール。
このタイトルにおいて赤を出す理由となるカードで、基本的にはレベル2をこのカードで戦います。
シンプルにカードパワーが高いですが、ストックの関係で2面以上並べることは少ないため採用は3枚に留めています。
バウンス。
あらかじめ思い出に送っておくことでノーコストで登場できるため、キルターンにおける要求ストック数を大幅に軽減してくれるカードになります。
バウンスとひまりの相性の良さについては前述した通りですが、ソウル減などの対面によっては1面このカードを手出しして2面バウンスを狙う必要があったり、1枚を必ず思い出に送るために2枚採用としています。
光景。
山が強すぎてひまりではどうにもならなさそうな時はこちらを使いましょう。
基本的に見せ札でしかないので1枚だけです。
◆回し方
あまり特筆すべき点はなく、レベル0では霞互換を絡めてできるだけ多くアタックする、レベル1以降は連動を可能な限り多面する、レベル2からは早出しをしながら面を割りつつダメージを詰め、レベル3になったらひまり多面で息の根を止めるという非常にシンプルな動きしかありません。
この動きのわかりやすさ、プランの明確さこそがこのデッキの魅力と考えているため難しいことを考える必要は無いと思います。
各カードの使い方については書いた通りですので、最後の詰め方さえ間違えなければ大丈夫でしょう。
◆不採用カード
先攻最強札の移動。
不足しがちな赤発生にもなるためあれば強い場面はあるのですが、ツインドライブの優位性があまり高くなく、またパワーが高くないため生き残っても返しが期待できない点から不採用としています。
ただし最近は霞互換が環境に増えているので、何かしら枠を確保する必要があるかもしれません。
トップチェックつきフィレス。
フィレスとしての役割はこちらでも十分果たせるのですが、バウンスつきのフィレスは最悪の場合の色発生になるためあちらの方が役割が多いと考えています。
不採用の理由は大正浪漫の項目で書きました。
出せるパワーの最大値が高く非常に強力なカードなのですが、色が黄色なのが弱くレベル2までに黄色を出さなければいけないのがストレスだった点が不採用の主な理由です。
また、確定で控えに行ってしまう性質上必ず面を開けてしまうのを嫌ったのもあります。
サマポケの識を見るのであればこちらを採用したいと思っていますが、現状は母数としてミラーやプリコネのキョウカなどの方が多いため思い出拳の方が優先されます。
CXを引っ張る役目があるのは偉いのですが、色が4色になってしまうのでさすがにやりたくありませんでした。
◆まとめ
いかがだったでしょうか。
カード解説に異常なほど筆を乗せてしまったので分量が膨れ上がってしまった気がしますが、最後まで読んでいただいてありがとうございました。
このデッキも現在進行形で変化していますし、とりあえず現状の構築がどうなっているかという記事でした。
構築そのものよりも回す上で各カードの使い方等を見ていただければ嬉しいです。
ということで次は来週のかのかりの新弾レビューでお会いしましょう。
◆終わりに
シンプルに可愛いのでモチベ上がります。