最近のデュエマでは見る影もないカード。
こんにちは、サマポケを考えることを放棄してDCを練ることで現実逃避しているHImagineです。
今回の話題はタイトル通り、サーカス 20th Anniversaryで新星の如く現れた謎の早出しレベル3カード「眩い満月 諳子」についての考察となります。
世の中ではDCと言えば「Perfect Affection 音姫」を早出しすることによる面取りが流行っていますが、こちらもなかなか面白いカードだなと思ったので軽く記事にまとめることにしました。
具体的な構築案というよりは、カードスペックそのものや相性のいいカードについての情報を整理し、皆さんの開拓の一助としていただこうという試みですので、参考程度にお読みいただければ幸いです。
1.スペックと音姫との比較
2.相性のいいカード
3.まとめ
それではいきましょう。
1.スペックと音姫との比較
諳子のテキストをざっくり分解すると、聖剣条件の早出し、宝連動で2体に往復2500パンプ、そして最大の目玉である「控え室に行った時に自身を手札に回収し、緑のカードをストブする」という未曾有の効果です。
連動効果によるパンプは修正値が大きく、特に2面した場合はお互いに効果を使うことで返し15000という要塞を作ることができるため早出しからの面取り性能に優れます。
ヴァイスシュヴァルツにおける面取りの重要性は周知の通りですが、具体的にキャラが1枚踏まれずに帰ってくることをカードアドバンテージで表すと「手札1枚とストック1枚が浮く」と考えることができます。
しかしこのカードの恐ろしい点は、仮に連動を打てず上から踏まれてしまったとしても、自身が手札に返ってさらにストブをすることができる……つまり「手札1枚とストック1枚が返ってくる」ということです。
これは結構恐ろしいことで、対面からすると「このカードを苦労して踏んでも相手のリソースを削ることが出来ない」ということを意味します。
このカードを処理するには基本的に登場コストがかかるキャラを使う必要がありますが、ガッツンダーのようにただ上から踏むだけでは負担をかけられず、それを避けるために特殊相殺を使ってもダイレクト面が空いてしまうため、どう転んでも対面に嫌な顔をさせられるという点でかなり優秀なカードと言えるでしょう。
強いて言えば早出し条件が出し直しに適していないことが難点ですが、控えのCXが少ない状況なら「自身の効果でCXをストブ→早出し条件達成」という裏ワザがあるので頭の片隅に置いておくと良いと思います。
さて、現在のDCにおける早出し面取りの代名詞と言えば冒頭にも述べた「Perfect Affection 音姫」ですね。
このカードも単体スペックがバグっており、特に2面以上した場合はパワーラインが最低13500のアンタッチャブルという要塞と化します。
またチェンジ元が扉連動を得たことにより、手札コストを軽減しながらこのカードを立てることが容易になったのも強みと言えますね。
ただし思い出4枚以上という重めの記憶条件に加えて、チェンジ元自体が思い出に飛んでしまうため万が一崩されると盤面の立て直しがかなり困難な点があり、構築を大きく縛る点が難点といえば難点です。
一方で連動を使わずともチェンジは可能で高いラインを保てること、返しでも使える2点バーンにより打点に貢献出来ることは明確な強みであり、その辺りが現在結果を残している構築に繋がっているのかなと考えています。
どちらが明確に勝っているというわけではなく、十分に差別化が図れる2枚なので環境に合わせて選択出来ると捉えた方が良いでしょう。
2.相性のいいカード
話を諳子の方に戻しますが、こちらは宝連動ということでかなり相性のいいカードが存在します。
それがこの「いたずらな風ちよ子」で、初出のデートアライブでこそあまり使われませんでしたが、このタイトルでは「小川で遊ぼう!」や「木琴占い」や「ホラーは苦手」といった強力なイベントに触れることからかなり強いカードとなっています。
また2ルックによって現代にしてはやや遅めの山を進めることができることや、レスト効果も冴えカノやグリザイアに存在する厄介なシステムカードをメインフェイズ中に処理できるなど強みになる部分が多く、こちらを採用できることは諳子を構築の軸に据える大きな利点であると考えています。
またレベル3に上がった際には、この2000応援を出すことによってさらに盤面を強固にすることができます。
こちらのカードは音姫の軸にも採用されていますが、色が諳子と同じ緑であることでよりデッキに無理なく入れることが可能となっており、また諳子の出せるパワーの最大値が音姫より高いことも相まってより噛み合いがいいと言えますね。
3.まとめ
いかがだったでしょうか。
正直当たり前のことを書き連ねていただけのような気がしますが、事前に結構騒がれていた割には真面目に研究している人が少なかった印象なので、少しでも皆さんの開拓の一助になったなら幸いです。
DCは優秀なイベントの存在から面取り耐久に高い適性を持つタイトルであり、今後「ポストひなろじ」とも言うべき立ち位置として環境に居座る可能性が十分に存在します。
構築やデッキ選択の上で常に存在を意識する必要のあるタイトルだということを把握するためにも、こういった記事も一定の需要があるんではないかなと(勝手に)考えている次第です。
それでは今回はこの辺で。
次回、サマポケの新弾レビューにてお会いしましょう。
最後に
サムネすまんかった。