久々にデッキレシピの記事を書く気がします。
どうも、ヴァイスシュヴァルツが弱すぎてすぐ他のTCGに逃げるクソブロガーことHImagineです。
今回はダ・カーポで個人的に回しやすいデッキレシピを開拓するに至ったので、真面目な記事を書くことにしました。
と言っても形自体は他の方からお借りしたもので、そのアーキタイプを自分なりに肉付けして出来上がったリストになりますので、あくまでも「自分が」回しやすいと感じていることは念頭に置いて読んでいただければと思います。
そもそもがカードプールの広いタイトルであり、自分自身まだまだ理解の浅い部分があるので、これくらい予防線を張っておかないと安心できないんですよね。
とはいえ投稿する以上、それなりに使いやすいレシピにはなっていると感じているので、よろしければお付き合い下さい。
◆デッキレシピ
ご覧の通り、ダ・カーポが誇る最強カードの一角である「水着の杏」を活用したデッキです。
思い出による圧縮で強い山を作りながら、不意の貫通でも即死しないようアラームヒールで相手の射程圏から外れるように動きます。
クロック操作に完全に寄せきるのではなく、あくまでも「弾き損ねた打点を戻す」役割として活用するのが個人的なポイント。
連動キャラの対応CXがそれぞれ宝と門であり、かなりかさばるように見えますが「いたずらな風ちよ子」によりストレスなくデッキを回すことが出来るのも特徴です。
それでは採用カードの解説に行きましょう。
デッキタイトルについてはノーコメントです。
◆採用カード紹介
レベル0 17枚
かなり強い霞互換。
単体で3500までパワーが出る上にレベルも上がるので、集中のパンプなども絡めるとレベル1まで触りにいきつつ相殺も無視できます。
思い出を作るために序盤からストックをある程度積む必要があるので、雑にアタック回数を増やせるこの互換はかなりありがたい存在ですね。
このカードをわざわざ回収して動くことはしたくないので最大枚数の採用。
レイア互換もどきで、初手に投げたいアタッカー。
思い出に飛びながら山を掘れる存在としてかなり優秀かつ、回収できるキャラに縛りがないため「姉妹のイノチ香澄」などの触りにくいカードにもアクセスできるのが非常に優秀です。
どの軸のダ・カーポでもほぼ確実に4投されるカードですし、その上このデッキは連動で山を削ることが出来ないため4投。
なぜか3枚しかルックできないなのフェイもどき。
回収できる特徴はAnniversaryと魔法で、拾えないキャラが8枚入っていますが自発的に思い出に飛ぶカードが他にないので採用せざるを得ません。
霞互換と共に並べればアタッカーにすることもできるため、山削り兼思い出要因としてフル投入。
デッキの根幹を成す最強カード。
以前投稿した「眩い満月諳子」の記事でも書きましたが、特定の方法でしか回収できないカードやイベントが多く採用されたデッキにおいては、手札にダブつくCXを吐きながら山を掘りつつ任意のカードを加えられるため本当に強いカードです。
このカードの存在によって、宝と門という人によっては泡を吹いて倒れそうなCX配分も正当化されており、個人的にはこのタイトル屈指の強カードという認識をしています。
レスト効果も強く、レイア互換や思い出に飛ぶ中学生2種などを焼いて効果を阻害できる他、CXを貼るだけでは触りきれない1/1/7500のキャラに対してマイナスを振ることで1連動でパワー越えができるなど、パワーラインがあまり高くないこのデッキにおいては縦横無尽の活躍が期待できます。
テキストの性質上早期から着地させたいカードで、かつ色要因になるため本来なら4枚積みたいカードですが、枠がどうしても捻出できず3枚のみの採用に留めています。
忍者集中。
登場時のパンプは普通に使いやすく、忍者集中ゆえに「姉妹のイノチ香澄」や「ショッピング中のことり」に触れるのが優秀です。
特に山が固くなる後半は集中を毎ターン捻って「水着の杏」を使い回すムーブを行うため、最後まで盤面に残ります。
そのため枚数を絞り2枚としていますが、自身が色要因になることや絶対に1枚は着地させることを考えると3枚目が必要かもしれません。
レベル1 14枚
今回のデッキエンジンである宝連動。
記憶条件で常時6000という高めのパワーラインを保てることに加え、タイトル内においてほぼ唯一の「特徴を問わずにキャラを回収することが出来る連動」である点から選択しました(他タイトルの互換テキストには特徴指定が存在します)。
控えの対応CXの枚数に応じた回収効果は見た目ほど使い勝手は悪くなく、このデッキにおいてはレベル1以下のカードが半分以上を占めるため、控えに1枚でも宝が落ちていれば回収対象に困ることはほぼありません。
CXのアイコンと後述の「姉妹のイノチ香澄」によって連動を連打することが非常に容易なため、連動効果のスペックとしてはむしろタイトル内でも上位に入ると思っています。
ただし連動の効果には盤面条件があり、他にAnniversaryもしくは魔法の特徴が2体以上存在する必要があるため「姉妹のイノチ香澄」や「ショッピング中のことり」と共に並べている時は注意しましょう。
アドバンテージ源なので確定で4枚採用。
他タイトルだと「氷華&インデックス」として有名なテキスト。
思い出に飛ぶ中学生互換ほどの利便性はありませんが、思い出に飛びながら投げたキャラを回収できるため非常に使い勝手のいいカードです。
「夕暮れにたたずむ由夢」および「ショッピング中のことり」と共に並べ、連動を複数回喋ったり「水着の杏」によるヒールを再び行うのが主な役割となります。
特徴が「霊」とToLOVEるくらいでしか活用できなさそうな代物ですが、特徴指定のない「夕暮れにたたずむ由夢」が登場したことによって日の目を浴びたカードと言えますね。
ストックと手札を節約しながら、思い出に飛ぶことで圧縮に寄与するカードであり、デッキの潤滑油となる存在なので4枚採用していますが、実の所4枚フルに使う試合は存在しないので1枚減らしてもいいかもしれません。
選抜カード。
最古参タイトルたるダ・カーポとペルソナにしか存在しない、言わずと知れたアラームによるヒールカードです。
冒頭にも書きましたが、今回はデッキの主軸というより動きの幅を持たせる存在として採用しており、基本的には強い山を作ることで打点をキャンセルし、受けてしまった点数をこのカードで戻すことで貫通しても死なない/圧縮を崩されても致死圏内に入らないようなゲームを組み立てるのが目的で採用しています。
このカードに構築を完全に寄せきってしまうと、単体のカードパワーが低いカードを採用せざるを得なくなってしまうことから、今回はこのような形の構築になりました。
複数枚クロックに仕込んで大量ヒールを狙うことも多いため4枚採用以外有り得ません。
地味ながら非常に強力なカード。
特に下のテキストは唯一メインフェイズで手札のCXを切る事ができる他、状況に応じて集中、ちよ子、3ルックを釣り出すことで盤面形成や山の整理に役立ちます。
強制2落下もボトムに固まってしまったCXを山に返すことができるため、むしろ必要なテキストです。
1ターンに複数回出したい場面自体が稀なので1枚のみの採用ですが、最低でも1ゲームに1度のペースで使うカードでもあるため、香澄の枠をこちらにすることも検討しています。
いわゆるランサー。
枠がなく1枚のみの採用ですが、今後音姫や有咲などの多面早出しが流行る場合は枚数を増やす必要があります。
環境によって枚数を調整する枠です。
レベル2 4枚
レベル2はこのカードのみ。
役割としては「水着の杏」をクロックに仕込むことですが、回収できるカードに縛りがないためリフレッシュで落ちたCXを拾ったり、同名カードを拾って「水着の杏」を連鎖させるなど、クロックの内容次第で様々な働きが可能なカードです。
ちなみに下に書いてあるインクのシミのせいでパワーをかなり持っていかれている上、試着しているメガネのせいで魔法特徴を持たないという致命的なバグがありますが、ちよ子のパワーマイナスなどのおかげで意外と何とかなります。
デッキコンセプトを成立させる存在なので当然4枚採用。
レベル3 7枚
ヒール兼詰め連動。
このデッキの中で唯一マトモにパワーを出せ、能動的に相手のクロックを詰めにいけるカードです。
デッキを支えるカードが「いたずらな風ちよ子」なので、CX構成は8宝もしくは宝門であることが望ましいのですが、このタイトルに宝連動の詰めは存在しないため消去法的にこちらになりました。
登場時ヒールは普通に強く、このデッキに足りないパワーを補いつつクセが少ない詰め効果を持っているので全体として見れば噛み合っていると思います。
ヒールのために連動関係なく出すことも多いので4枚採用。
千鳥ヒール。
上の早出し条件はAnniversaryまたは魔法特徴しか参照しない関係で満たしづらく、基本的にできないものと割り切っているので単なる5枚目以降の登場時ヒールとして運用しています。
ストックよりも手札を厚くしやすいデッキなので、1ストックで出せるソウル2のキャラと言うだけでも採用価値はあると考えて2枚採用。
このデッキにおいてぶっちぎりで使用頻度の少ないカードではあるので、コンセプトの遂行に寄せるのであれば抜いてしまっても構いません。
光景。
さすがに採用しないのは甘えですが、デッキの性質上自分が後からレベル3に上がることが多いので使用頻度は高くないです。
見せ札として1枚のみ採用。
◆回し方
マリガンではレベル0と「夕暮れにたたずむ由夢」を残します。
レベル0のカードの大半がシステムカードであり、前列に出して殴れるカードが少ないためマリガンはしっかり行った方が良いです。
CXについては、門を採用していることや連動効果が控えの宝の枚数を参照していることから、宝であろうと基本的には切ってしまって構いません。
「夕暮れにたたずむ由夢」については基本的には切らない方が良いですが、レベル0が全く引けていないなどの場合は切りましょう。
先攻の場合は「淡い気持ち詩名」が引けていればアタックしますが、それ以外の場合は「いたずらな風ちよ子」が引けているかどうかで判断します。
引けているならばちよ子を後列に置いた状態でアタックに入りますが、他の殴り手になるカードが乏しい場合は無理にアタックする必要はありません。
後攻ならば霞互換の音夢を絡めてできる限りアタックしたいですね。
山を掘るためにストックが必要なデッキなので、CXを捲りやすくするためにも序盤からパンチ数は多めにしたいです。
レベル1以降は「夕暮れにたたずむ由夢」と「姉妹のイノチ香澄」を並べて連動を使います。
回収するカードはケースバイケースで、その時に落ちている宝の枚数にもよりますが、集中やちよ子がまだ置けていなければそれらを最優先で拾いましょう。
後列が揃っている場合は主に「水着の杏」を拾い、レベル2以降のクロックに備えることが多いです。
レベル2からは「ショッピング中のことり」と「水着の杏」のアラーム効果が解禁されるため、クロック交換を絡めながら必要なパーツを適宜ピックアップして相手の盤面に最低限触りにいけるパワーで殴りにいきます。
相手の早出しについては無理に触る必要はありませんが、1面のみの早出しであったりソウル減など置いておくと厄介な場合は「いつもの笑顔まひる」で処理しましょう。
この辺りからは盤面よりも山の状態を意識しながら、手札とストックをできるだけ使わないよう立ち回り強い山の形成を心がけます。
手札が揃っていれば「水着の杏」でのヒールをして、ダメージレースで上手く差をつけていきたいですね。
レベル3でもやることは特に変わりません。
いけると思ったら「恋のはじまり有里栖」を多面して詰めましょう。
◆採用候補カード
今回は不採用カードの解説ではなく、このデッキを元にもう少し違った軸のデッキを組む場合に必要なカードをいくつか挙げようと思います。
いわゆる「情景アラーム」のためのカード群。
「水着の杏」に構築を寄せきるのであればこれらが採用されると思いますが、問題となるのは「花より団子音夢」が赤色な点で、現状の構築をいじるだけだと少し難しいと感じています。
盤面に出した「水着の杏」と入れ替わることができます。
上手い使い方は特に思いつきません。
自分が参考にさせていただいたリストに入っていたカード。
というのも、元来このデッキは「水着の杏」を使った構築ではなく、この「水着の環」による相手のデッキトップを操作することで「恋のはじまり有里栖」のバリューを上げるという構築でした。
こういった構築も試せるのが、このタイトルの懐の深さを表していると言えるでしょう。
◆まとめ
いかがだったでしょうか。
久々のデッキ紹介記事ということで妙にボリュームがあるように感じますが、読み応えがあったと思っていただければ幸いです。
自分はAnniversaryパックの発売以降にこのタイトルを触り始めましたが、非常に面白いカードが多く様々な構築が可能なタイトルであると知りました。
自分自身も色んな構築を試した結果、最終的にたどり着いたこの形がもっとも勝率が良く、また回していて楽しいと感じたため今回紹介させていただいた次第です。
古いカードがいくつか入っており、組むには微妙に苦労する感じのデッキではありますが、もし興味を持たれた方はぜひ組んでみてください。
環境に囚われるのではなく、自分の動きを通し切るようなデッキを使うのも案外悪くないと思います。
それではまた次回、できればサマポケのデッキ紹介あたりでお会いしましょう。
◆最後に
正直このデッキの回し方は回さないと分からないので、言語化するのがかなり大変でした。
伝わらなかった方はぜひリモート対面しましょう。