どうも、また更新間隔が開いてしまったHImagineです。
サマポケの新弾レビュー……とは名ばかりのおふざけ記事を投稿してから、サマポケそっちのけでDCを回していたり、いざサマポケを練り始めてもあまり良い感触が得られなかったりと結構な迷走をしていました。
そんなわけで記事を書こうにも書けない状態が続いていたのですが、本日2020年の後期規制が発表されたということで、これをネタにしてなんとかブログを更新するに至りました。
全体を通しての感想を先に述べておきますが、個人としてはかなり良い改定なのではと思っています。
規制側は既存のデッキタイプを完全に破壊することはありませんが、組む際にそれなりの枷になるような選抜を設定されていますし、緩和組は元々規制されるほどのパワーが現状足りていないこともあって妥当という印象です(むしろ遅すぎたのでは)。
それではさっそく、内容の方を見ていきましょう。
規制発表から間を置かず書いているので、あくまで参考程度にお読みいただければ幸いです。
◆規制タイトル
①ソードアート・オンライン 3種選抜
環境トップのSAOには中央移動、アンコール封じ、スプリガンに選抜がかかりました。
元々SAO(特にアニバーサリー軸)というタイトルは全体的なパワーラインが高く、レベル0から中央移動とスプリガンを立ててテンポを取りつつ、電源タイトル相手にもアンコール封じと自前のパワーラインの高さで盤面を取りきる動きが強力だったため、そこにメスが入った形ですね。
特に前半のムーブは中央移動がパワー4000になることから、殆どのデッキがそれを残すしかない状況に追い込まれていたため上手い選抜の仕方だと勝手に感心しています。
デッキの主軸となる連動そのものには一切規制が入っていないため、今後主流となるのは中央移動選抜の4門4枝、もしくはスプリガン選抜の8門のような形になるのかなと予想しています。
タイトル的な意味でも、実は自分の中で最も気に入っているデッキだったので比較的緩い規制で助かったというのが本音です。
②グリザイアの果実 2種選抜
思い出に飛ぶ中学生互換、及びフラスタ互換が選抜になりましたが、個人的には今回で最も重い規制だと考えています。
そもそも現在主流の扉門グリザイアは、思い出による圧縮とヒールメタによる妨害だけではなく、記憶条件でソウルが増える1相殺の存在がかなり重要です。
このタイトルで思い出に飛ぶカードは選抜とヒールメタを含めた3種類しかないため、どちらを選抜するにせよ既存の形はかなり運用面で苦しいものを抱える必要があると思います。
かつては自分自身も「あまりパッとしないタイトル」と評価していたグリザイアがここまで出世するのは感慨深いものもありますが、選抜の数こそ他タイトルより少ないものの、規制の度合いとしてはむしろ重い点がブシロードの上手いところだなと感じますね。
③デート・ア・ライブ 3種選抜
電源連動の狂三、制服姿十香、ブースターのマイリトルシドーの3種選抜です。
発売からまだ半年も経っていませんが、環境に与えた影響はむしろ規制されたタイトル内でも最も大きかったですね。
狂三を使う上で主流だったのは8電源及び枝電源でしたが、前者は制服姿十香にかなり依存する構築だったため難しく、後者は枝連動の強みである「イベントを拾える」という点が弱くなるため効果的な選抜と言えます。
狂三選抜であれば枝電源、制服姿十香の選抜であれば1の本連動と合わせたデッキタイプ(主に本門)が主流になると思われ、マイリトルシドーについては単体でデッキの軸にならない点で選抜されることはまず無いでしょう。
デッキコンセプトが大きく損なわれるような規制ではなかったため、SAO同様今後も見かけることはあると思います。
④冴えない彼女の育てかた 3種選抜
3連動の恵、思い出に飛ぶ中学生互換、拳移動のなのフェイ互換が選抜になりました。
強めの規制が来ない限りヴァイスシュヴァルツをやめる、とまで思っていたのでそれなりにきちんと規制がかかって安心しています。
既存のアーキタイプが崩壊するほどの規制ではありませんが、3連動を使う場合は今までほど思い出圧縮ができなくなるため、ほどよいポジションに落ち着いてくると思います。
しかしながら朧互換、徹夜でゲーム、後列のチェンジの全てが健在であるため、あくまで「上振れ幅が少なくなった」程度の規制であり、数を減らすにせよまだまだ見るタイトルでしょう。
とはいえレベル0の使いやすいシステムアタッカーが2種消えるのは痛手であり、今後もしかすると別のデッキタイプが環境に顔を見せることもあるかもしれません。
というか、グリザイアと一緒に思い出中学生が規制されてるあたりもう二度と刷られないんでしょうね、このテキスト……。
総評としては、グリザイアを除く3つのタイトルは「デッキの出力を落とす」という方向に規制がかかっており、既存のアーキタイプを完全に崩壊させることにはならない点で概ね満足な改定です。
今回は特に、SAOとデアラの2つを自分が握っているのもあってかなり気になる改定でしたが、どちらもそれなり程度の規制で済んで良かったなと思っています(使用タイトルにヘイトが溜まりすぎないので)。
グリザイアについては今後どうなるか分かりませんが、新たな開拓が生まれることを祈るばかりですね。
それでは次に、緩和組の話に移りましょう。
◆緩和カード
艦これから電、デレマスからオカ研とPoS凛が選抜解除になりました。
どこかの集中6投してる人が喜びそうな緩和ですね。
ともあれ、前回に続きかつて2015〜2016年にかけて猛威を振るったタイトルたちもついに選抜解除がされるようになりました。
艦これは最近も追加が来ており、一応挨拶が存在することから響選抜のデッキを見ることはあるのですが、いかんせんデレマスは山崩しがない点が大きく今ではほぼ見ませんね。
どうあれ緩和されるカードが増えることは喜ばしいことですので、これらを入れる枠があるかはともかく今後の躍進に期待したいものです。
◆まとめ
いかがだったでしょうか。
今年の環境は4強、あるいは5強などと言われてはいたものの、逆に言えば昨年のように環境が特定のデッキで染まるということもなく、ある意味で群雄割拠していた印象ですが、一方でそれら以外のタイトルにはほとんど付け入る隙がなく、トップメタ同士で大会環境が形成されていたように見えます。
そのためこのように、各タイトル全体の出力を落とすことで他のタイトルにも結果を残せる余地を作るというのが今回の狙いなのではないでしょうか。
特に今回規制でノータッチながら結果を残しているタイトルである転スラ、ラブライブサンシャイン、ダ・カーポなどはこれから数を増やすことと思います。
来月からは2021年WGPの店舗予選も始まるということで、新たな環境を皆様と共に走っていけるように自分も精進していく所存です。
それでは今回はこの辺で。
次回こそ何かデッキレシピの記事を上げたいと思いますが、はてさて。
◆最後に
本音を言うと、こいつをなんとかしてほしかったです。