冴えないモブの芝き方

全人類の脳がヴァイスシュヴァルツに染まりますように。

【WSデッキ紹介】宇宙最強タイトル「ダーリン・イン・ザ・フランキス」

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こんにちは、8宝サマポケから解放されてだいぶ肩の荷が降りたHImagineです。

書きたいことを書きたいだけ書けたので満足感はありましたが、自分に対するハードルを高くしすぎてしまい、正直に言うとやや疲れました。

これからは単発で、小粒な記事をちょこちょこと出していけたらいいなと思います。

あんなに書けるほどに理解が及んでるデッキもそうそうありませんけどね。

 

さて、今回紹介するのはダーリン・イン・ザ・フランキス、通称ダリフラのデッキです。

東京のWGPでは某五段さんも使っていましたね。

しかし、あちらの構築とは(おそらく)全く異なるアプローチで組んでいるため、同じようなカードを採用していますが完全に別のデッキとなっています。

スピードゲームにも対応しつつ電源の面取りにも抵抗できる数少ないタイトルだと個人的には思っており、宇宙最強タイトルは冗談としても使うだけの価値はあるでしょう。

東京地区を終えて来年のデッキを考えている方は、頭の片隅にでも置いておくと、何かの拍子に役立つかもしれません。

 

御託はここまで。

早速レシピを見ていきましょう。

 

 

◆デッキレシピ

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CX配分は6扉2宝です。

このデッキはCX連動に依存せずに動くため、ストレスなく回せるのが最大の利点です。

「アルジェンティアのステイメンゾロメ」の効果で山を削るので、何のCXを引いてもそれを貼るだけで手札に還元できます。

レベル0とレベル1それぞれにバニラスペックの霞互換がいる点も特徴的で、これにより多パンが容易に行えるのも強みです。

他にもダリフラには独特のテキストを持つカードが多く存在するため、1枚ずつ解説していきます。

 

 

◆採用カード紹介

レベル0 19枚

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ダリフラが誇る最強カードその1。

コストが1ストックではなく1クロックになったこと以外、本家天城と全く同じ効果を持っています。

このテキストはストックを使わないため、後手1ターン目でも効果を起動できることが最大の強みであり、序盤であれば多面するのも視野に入ります。

このカードの存在によって、全てのCXを山削りと後続供給のカードとして扱うことができるため、序盤からの速攻を現実的な物にします。

後述の霞互換の存在もあり、このカード自体が序盤のパンチャーとなりうる点も評価が高いです。

総じて、他のタイトルにはない明確な強みの1つと言えるカードであり、複数引いても嬉しい点、唯一黄色を発生させる手段である点から4枚採用しています。


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バニラスペックの霞互換。

デメリットがデメリットとして機能していませんが大丈夫なんでしょうか。

本家の霞に謝って欲しいですね。

後手1ターン目はこれ+ゾロメ+何か+CXで殴るのが理想ムーブです。

序盤の最重要アタッカーであり、何としても引きたいので4枚採用です。


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リバース時3ルック。

ミリオンライブや富士見にも見られるテキストでレアリティも同じですが、このカードの値段はそれらの10分の1以下です。

雑に投げても山を掘れる優秀なカードであり、先攻ではこれ以外出しません。

序盤はいつでも強いですが、後半になればなるほど腐るカードなので3枚で十分です。


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「ジェニスタ」の合体元。

このカードのテキストで手札を増やすのが基本戦術です。

多パンが容易で、山削りにストックを使わないこのデッキだからこそ可能な芸当であり、ストックをかなり器用に吐けるため円滑な立ち回りを実現してくれます。

手札が足りている時はテキストを使わず、霞互換と一緒に殴らせることもできるので柔軟な動きができるカードです。

霞互換が強いタイトルなので、応援で多少パワーが上げられるのも嬉しいですね。

盤面に常駐して欲しいカードであり、1枚は合体のコストに充てることを考えると2枚では不足すると考え3枚投入しています。

 

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控え集中。

このデッキで唯一控えにアクセスできるカード。

1周目は「アルジェンティアのステイメンゾロメ」で山を削るのがメインなので、あまり集中の重要性は高くありません。

そもそも後列に置きたいカードが多すぎて、枠が足りないというのが実情です。

ですが、メインで山を削れるカードがこれしかなく、控えに触る手段が扉しかないのは動きが不健全だと思い2枚だけ採用。

山作りがしっかりできていれば「ジェニスタのステイメンフトシ」よりも少ないストックで手札を補充できるため、後半に役立つカードという印象です。

 

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ストパンプ。

どうしても欲しい場面があり2枚採用しました。

後述する「満開の桜の下ゼロツー」のパンプを誘発させる役割が主ですが、序盤で引いても霞互換の補助ができるため悪くありません。

これがあるのとないのとでは踏める相手の幅がだいぶ変わってくるので、必要な対面に対してはしっかりと用意しておきたいカードです。

 

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フィレス互換。

任意のカードを持ってくる役割以上に、ストックと手札を吐く手段としての採用です。

主に「ジェニスタのステイメンフトシ」を持ってくるのが仕事になりますが、困った時にとりあえず持っておいて、次のターンに必要な札を持ってくるということも多いです。

複数引いても使い道がないので1枚のみ。

 

レベル1 9枚

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ダリフラが誇る最強カードその2。

バニラスペックの霞互換(コピペではありません)。

レベル1以降のメインアタッカーであり、このカードでテンポを取り続けます。

レベル2以降でも「ジェニスタ」があれば常に7500のパワーを出すことができるため、置いておくだけでプレッシャーを与えることができます。

4枚積みたいですが、後列のキャラが多くなったため「はじめての同調ゼロツー」に枠を渡して3枚となりました。

 

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盤面を手札に還元するカード。

後列をどかして霞互換で下げる枠を作ったり、前列をどかして相手のリバース要求を避けたりと、やれる事は非常に多岐に渡ります。

しかし最近は、ダイレクト面を献上することによるダメージ増加の方がキツイということも多々あるため、以前ほど積極的にプレイすることがなくなったと感じ2枚に留めています。

これも対面によって重要性の変わるカードなので、使うかどうかは良く考えましょう。

 

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邂逅互換。

レベル1で最もパワーを出せるカードです。

1ターンで2枚以上並べることは効果の性質上有り得ず、色も緑なのでレベル1時点での積極的な着地が難しい点を考慮し2枚のみの採用です。

ちなみにこのカードは「ジェニスタ」の合体元になることができるので、盤面に余裕があるなら「小さな王子様ヒロ」で後列に下げておくと、後の動きがかなりスムーズになります。

 

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申し訳程度のカウンター。

簡易的な防御札としての役割も兼ねていますが、このデッキは面を固めることを目的とはしていないため優先度は低いです。

「小さな王子様ヒロ」に打てると1番強いですが、ストックを使うにも関わらず1500しかパワーを上げられないのであくまでお守り的な扱いと言えます。

使えたらいいな程度の1枚採用です。

 

レベル2 6枚

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ダリフラが誇る最強カードその3。

スーパーガッツンダーです。

「ジェニスタ」との相性は抜群であり、レベル3キャラの早出し多面によって面制圧を狙うデッキに対しては最高の返し札と成り得ます。

相手を先にレベル2に上げて、早出しキャラにこちらの面を踏ませた後に出せれば最高ですね。

このデッキの切り札とも言うべき存在であり、手札に複数枚抱えたいカードなので3枚採用です。

 

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「ジェニスタ」の合体元。

それ以上でも以下でもありません。

上のテキストはインクの染みなので覚えなくていいと思います。

レベル2で絶対に合体をしたいのもあり、ストックなどの不透明な領域に飛ぶのが本当に嫌なので2枚採用しています。

オカルトですが、こういうカードに限ってストックの奥の方に行きがちなんですよね。

 

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ほとんど使わないカード。

一応、目当てとしているのは1番下の連動テキストです。

ダリフラは詰めにCXを必要とするカードがほとんどない代わり、大抵リバース要求があります。

そのため、防御札と助太刀を防げるこのテキストは詰めを確実にすることができる強力なものです。

しかし、助太刀のケアは「ジェニスタ」の応援で十分可能な場面も多く、使うようなタイミング自体まず訪れないというのが実情です。

そんなこんなで使われることはまずありませんが、役割は明確なので1枠を割く価値はある……と信じています。

 

レベル3 9枚

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ダリフラが誇る最強カードその4。

いわゆる調ヒールですが、合体で出てくるためひなろじのリオンの方が近いですね。

合体によってレベル2から登場でき、思い出送りのテキストによって相手の厄介なカードをアンコールさせずに除去することができます。

このカードの存在そのものがダリフラの明確な強みの1つであり、面制圧を目的としたデッキに対する回答となる存在です。

連動テキストは使うことが少ないためあまり考えなくてもいいと思いますが、選ぶ対象が前列に限定されていないので、後列の集中などを焼くことができる点は抑えておきたいですね。

なぜか合体元が合体先を山に戻せない、という致命的な欠陥を抱えているため、何としてもレベル2で合体するために3枚採用しました。

腐ってもヒール持ちなので、手札で被っても悪くはありません。

 

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とあるの「一つ屋根の下黒子&美琴」の完全互換。

いわゆる屋根下バーンというやつです。

このカードを多面して詰めるのが一応の戦略になりますが、最近のカードのような殺意溢れるバーンという訳でもないため、ヒールとパンプのついでにバーンが飛ばせる、というくらいに考えるのがいいでしょう。

「ジェニスタ」を駆使して相手のリソースを削りつつ、1点バーンで何とか詰め切るのが理想と言えば理想です。

レベル3でのメインアタッカーであり、最も優先されるヒールなので3枚採用。

 

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いわゆる千鳥ヒール。

下のバーンテキストは、他にどうしようもなくなってしまった時だけ使いますが基本的にはないものとして扱います。

1ストックでヒールできるのは強いですが、後半になればなるほど手札がキツくなるデッキなので2枚のみ採用。

 

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黄長瀬テキストと1点ショット。

ダリフラで唯一相手の山札に干渉する手段です。

自分の山のリカバーよりは、相手の山を弱くする目的で使うのが主となります。

手札コストがキツいことも多々あり、状況が噛み合わなければ使えないという点もあって個人的な評価はあまり高くありませんが、能動的に勝ち筋を作れるカードなので1枚のみ採用しています。

レベル1にこの効果があれば3枚くらい積んだと思います。

 

 

◆回し方

マリガンで残すのは「甘いもの好きゼロツー」と「アルジェンティアのステイメンゾロメ」と「秘めた想いイクノ」です。

CXを引いている場合は1枚だけ手札に持っておきましょう。

それ以外は切ってしまって問題ありません。

「ジェニスタのステイメンフトシ」を3枚引いてしまっている場合は、さすがに1枚は残しましょう。

 

先攻であれば「秘めた想いイクノ」で殴りますが、なければドローゴーします。

移動を採用していないのもあり、先攻で雑にキャラを投げられるほどの余裕はありません。

後攻の場合は「甘いもの好きゼロツー」と「アルジェンティアのステイメンゾロメ」でCXを貼りつつ殴ります。

詰めが強力ではないので、ここでどれだけダメージを稼げるかが後の試合展開に大きく作用します。

 

レベル1までは、基本的に引いたCXは全て貼って「アルジェンティアのステイメンゾロメ」による山削りと手札補充を行いましょう。

レベル1を長々やるよりは、さっさとレベル2に上がってしまった方がやれることの幅も増えるので、クロックコストを厭う必要性は薄いです。

 

レベル2では、まず「ジェニスタ」の着地を最優先に考えます。

これによってパワーラインが大幅に底上げされますが、ここで「ジェニスタのステイメンフトシ」を合体に使った場合、手札を供給するカードがなくなってしまうことには注意しましょう。

山作りがきちんとできているのならば、あらかじめ集中を抱えておくのも手です。

パワーの高い早出しに対しては「満開の桜の下ゼロツー」を使いながら、相手の面を割っていきます。

ここから先はできる限りクロックドローを控えて動きます。

 

レベル3はヒールしながらジリジリ詰めていくだけです。

「幼馴染の少女イチゴ」のバーンは考えなしに使うと一瞬で手札が消えるので、打つべき場面はしっかりと見極める必要があります。

2ターンかけて詰めていくイメージですが、実際にそれができるかどうかはここまでで入れてきた点数次第です。

諦めずに頑張りましょう。

 

 

◆不採用カード

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拳移動。

先攻2ターン目から3パンするデッキなので、その動きと噛み合わないことから不採用となりました。

黄色要求が少ないことも理由の一つです。

 

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控えオカ研。

ただでさえ「アルジェンティアのステイメンゾロメ」で自傷が多いデッキなので、これ以上自傷点を増やす訳にはいきません。

控え回収は扉と集中に一任しました。

 

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収録中。

たまに欲しくなりますが、手札に来たCXは基本的に貼りたいので不採用。

レベル3では手札コストを多く要求されるため、逐一控え回収をしている暇もないと考えました。

 

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PRの1000ガウル。

電源で出てきた2/2/10000手アンなどを割るため当初は採用していたのですが、「満開の桜の下ゼロツー」が「ジェニスタ」込みで11000まで出せるため役割がないと感じました。

電源自体も減ってきているので、そこを厚く見るよりは「満開の桜の下ゼロツー」を優先したかったです。

 

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榛名バーンと邂逅パンプ。

榛名バーン自体はかなり魅力的で、アタック時のパンプも強力ですが、ヒール以外のレベル3を出す余裕がないとも感じているため現状は採用していません。

枠を見つけて採用したいカードではあります。

 

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早出しメタ。

使うほどの余裕がありませんでした。

早出しを処理すること自体かなり容易なデッキなので、そもそも使う必然性が薄いです。

 

 

◆まとめ

レベル0から1にかけては霞互換とクロック天城を絡めた多パン、レベル2以降は「ジェニスタ」を着地させての面崩しを行い、常に相手に圧をかけながら戦うデッキです。

特にレベル0における速攻性能には目を見張るものがあり、手札を雑に投げる割には質の高いアタックを行えます。

それでいてパワーの高いカードに対する回答もきちんと用意されているので、かなり器用な立ち回りが可能です。

何よりCX連動をほぼ使わないため、引きに左右されずに安定して動けるのはこのデッキならではの魅力だと思います。

防御札に対する対抗策も一応あり、ヒールの枚数も多く確保できるため、今の環境で戦うためのカードは最低限揃っているプールと言えるでしょう。

 

しかし一方で、昨今のCX連動ほどのアドバンテージ獲得能力や詰め性能はないため、最後の最後に相手を倒しきることが難しくなる側面も否めません。

そこをどうケアするかが今後の課題になると考えています。

 

ダリフラには高いカードがほとんどないため、普通のデッキに飽きてしまったり、何か安く組めるタイトルを求めている方には非常におすすめです。

この記事で少しでもダリフラの認知度が上がることを願っています。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

 

 

◆最後に

デッキ紹介以外の記事って何書いたらいいんでしょうね?